あっと言う間に2月です。皆さんご元気でしょうか?
今年の冬は大雪と寒さに久し振りに「ああー冬ってこんなもんだったなー」と思い出させてくれます。
この時の記憶は小学3年生頃でしょうか。昭和52年頃の冬。私が住んでいた住宅地は今で言う新興住宅地。ただ入居当初は上水道はありましたが、下水がまだ完備されていない場所でした。
近所には同世代の子供達が数名いて、隣に住んでいた一つ上のお兄ちゃんや年下の子供そして弟達とよく遊んでいました。当時冬の遊びは、ボブスレー(ソリ)を連ねて汽車ごっこや家と家の間の狭い場所を通路と見立てて行う雪合戦(当時流行っていたアニメ宇宙戦艦ヤマトなど船内をイメージしたもの)。かまくら作り。ミニスキーで遊ぶなど学校が終わってから日が沈むまでの一瞬まで鼻を垂らして遊んでいました。
今とは違い着ている下着や上着は通気性が悪く、体を動かして汗をかくと蒸れてしまい、すぐ体を冷やすことに。またアウターも雪が付着したお尻や膝などはすぐ雪が溶けて沁みてきます。それでも遊べていたのは子供で遊びが面白かったからのでしょうね。
当時を思い出すと自分の背丈以上に積まれた雪山(道路の除雪時に出来る雪捨ての塊)や軒先に大きなつららがぶら下がり、雪玉を作ってつらら目掛けて投げて落とすゲームをしたり、冬を感じ思い切り楽しんでいました。

今大人になった私が8歳の自分にもし会えたら何を思うのでしょうか?
今の私:「そんなに雪だらけで寒くないの?」
8歳の私:「寒くないよ!たのしーもん」
今私:「何がそんなに楽しいの?」
8歳私:「何が?そんなの分からないけど楽しいものは楽しいんだ…!!」
と言葉のやり取りがあるでしょう。
最近読んだ本で人生の後半戦に差し掛かった自分との対話について書かれているものがありました。その本の件に興味深い一文が書かれていました。
「今の自分は楽しい?」
50歳を過ぎて思うのは、同世代は子育てが大方終了か終了間際。親の介護看護問題。自分の健康問題。会社員なら定年まであと数年。役職定年や仕事そのものからリストラにあったり、何だかネガティブな出来事が多くなっているのかと。
ふと自分の顔を鏡で見ると
「随分くたびれた顔してんなー」
「白髪目立つようになってきたなー」
「しみ、皺が濃くなり増えたなー」などこれまた、ため息の一つや二つ付いて、独り言を鏡に向かって発しているでしょう。そこで今の自分を静観するのです。
「最近疲れたな…」
時間は瞬く間に過ぎ日々単調な生活を繰り返している。こうしてかつての自分を回顧すると今の自分について、8歳の私はこの状況を想像したでしょうか…?
「将来の夢はなに?」と誰かに聞かれたでしょう。
「えーとね 汽車の運転手かコックになるんだ」
8歳の私は答えるのです。
あれから44年が経ちました。当時の夢は叶いませんでした。
時間が過ぎ一つ一つ可能性を自分で閉じてしまいました。
「あの時もっと勉強をすれば良かった!」と思い返しても後の祭り…
8歳の私が今の自分を見たら何を感じるでしょうか?
深夜のブログ執筆。今日は何だか8歳の私が語り掛けてきます。
「今楽しい?」
ぐっと来ます。返す言葉が見つかりません。
「何やっているんだ俺!!」
過ぎ去った時間は戻りません。けれど行動は取っています。
これからの時間は時々8歳の自分との対話をしていきたいです。
いつか彼に
「今とても楽しいよ」
って言えるよう残された時間を生きて行こうと考えています。
今回はここまで
最後まで読んで頂きありがとうございます。
次の記事で会いましょう。
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