好きな先生いましたか?

スピリチュアル・モチベ

みなさんお元気ですか?
今は入学試験が各地で行われている時期ですね。受験生の方はいよいよ本番を迎えているのかと思います。試験勉強に費やした時間、この一年間学んだ全てが出せるようそして希望する道に進めますようにお祈り致します。

さて入学試験は人生の中で大きな選択として、分岐点や大きな壁として例えられ、乗り越えなければならないものと言われます。受験生当人、親御さん、その他関係者の方々も合格発表まで落ち着かない時間を過ごされているのでしょう。

ふと自分の受験を思い出します。そんな時期なのですね…。

話を変えて、突然ですがみなさんには、これまで出会った先生で思い出に残っている方はいらっしゃるでしょうか?先生と言っても、学校以外にも習い事で教わった先生。掛かりつけの病院の先生、師弟関係の中の先生と呼ばれる方など様々です。


そんな訳で今回の記事は”これまで出会った先生について”回想を込めて書いてみたいと思います。

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出会は必然…

私の思い出の先生は、中学社会科の先生です。もうお名前は忘れてしまいましたが、仮にA先生とします。私はそもそも勉強自体が嫌い。そんな中学時代、今思い出してみると何故だか社会科は好きでした。とは言うもの中学一年は地理。この時の先生は嫌いで地理は余りぱっとしません。
二年生になり社会科は歴史でした。中学時代の歴史は日本史と世界史が合わさった内容。小学時代から歴史は好きでしたが、一年生の嫌な思いが残り初めはさほど思い入れは無く、どちらかと言うと窓の外を眺めぼーっと・・・・授業を受けていました。
授業が進むにつれ、「おや!この先生面白いことを言っているじゃん」とA先生の授業の話し方、退屈にさせない様々な仕掛けに気付き、次第に授業自体興味を持ち始めていました。好きなると自然に勉強をするようになり、試験の点数もうなぎ上りに、気が付けば歴史とA先生の時間が待ち遠しくなっていました。

余談の推測ですでが、授業の組み立て方は教科書に沿って進み、指導要綱に基づいて順序立てて教えるのかと。そして先生の教え方についても上手い、下手があります。
(ここが肝です)


<教え方が上手な先生>

  1. 独自性がある:教える内容に枝葉を付け、先生の考えやエピソードを織り込む
  2. タイムリー:今はやっている言葉、現象、ネタなどを入れてくる
  3. 聞きぱなしにさせない:ある程度説明したら生徒に考えさせ、クイズ形式などで参加させる
  4. わくわくさせる:独自にこしらえたレジメ、漫画、音楽(先生が歌う)など一見授業から脱線するアイテムなどを披露しとにかく飽きさせない
    など…

<教え方が下手な先生>

  1. 淡々と進める:教科書に沿ってただ読んで、重要か所を黒板に淡々と板書する
  2. 一体いつのスタイル:この先生は教えること自体嫌い?やる気がない?教えるスタイルが更新していない
  3. 授業が平坦:話し声が小さい、ささやき系、もしくはずーっと大声など授業に思いれが持てない
  4. 変に生徒に迎合する:繰り返すつまらないギャグ、特定の生徒だけ当てる
    など…

社会科の歴史とは既に起こった事柄の勉強。
上手く(飽きさせない)教えるためには日々授業内容をupdateし、生徒達の興味を惹く仕掛けを常に考えないと難しい科目と思います。(これは歴史だけではなく全ての教科に言えますが…)

学校の先生についてこれも私見ですが、いわゆる進学校や新設校は先生のモチベーションが高いと想像します。進学校は言うまでも無く、一人でも多く生徒を上位進学校へ送り出すために校長以下管理職の先生親、生徒からのプレッシャーが強く、否応なしに先生自身に気合が入って来るのかと思います。
新設校は新たな歴史を作るべく、赴任した先生の頑張り(やる気)があり、生徒もそのような先生の熱意を感じ勉強するかと。

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さて、話をA先生に戻します。

授業はさもすれば、受けている時間や内容より興味を掻き立て、指導内容や難易度、そして一番大切なのが先生のスキル(教える技量)なのかと。生徒から見てもこれら魅力を持ち合わせた先生に好き嫌いが生まれ、その後の授業にも影響があると分析します。
先生の話し方、抑揚、リズム感、間の取り方(生徒の集中度の把握)など、生徒はバカではありませんから、意識的いや無意識に評価します。またどのようにしたら理解してもらえるかに着目すると、新たな語句や歴史の内容を生徒全員に取りこぼしなく理解してもらうのは、本当に至難の業と思います。
(生徒の習熟度、教える上での満足度などチェック項目は多岐にありますね)

A先生は当時恐らく30代後半から40初めだったかと記憶します。この年代の先生は教える意欲がありマンネリ化ややっけ感は少なく、きっと教える行為自体も楽しいのかと想像します。
そして生徒に対して真摯に向き合い、その結果私が今なお歴史が好きでいるのは、当時の授業が楽しかったからです。

教えることそれは…

この問いについて、先生自身が教えることを「楽しんでいる」必要があります。
教職の道に進んだのにはそれぞれに想いがあったでしょう。そして教えることについての究極的目的は「教え子一人一人の人生を良くする」
口幅ったい言い方ですが、子供の未来を作り出す手助けをするのかと思います。これは決して過言では無く、物事を教える即ち、「人を育てる」のはそれだけ重要かつ難しい行為なのです。
実際教え方が上手な先生に教わるとその後の勉強が得意もしくは好きなジャンルになり、新たな可能性を見出すでしょう。一方嫌いな科目、苦手な科目については、教わった先生の力量が生徒に対して足りてなかった(先生との相性などの要因)と分析します。

先生と言う立ち位置は、良くも悪くも一人の人生を変えるのだと痛感します。
勉強が好き嫌いになるのは先生次第です。もちろん生徒の素質や学ぶ姿勢が大切なのは重々理解していますが、それ以上に先生の存在は大きいです。

改めて義務教育における勉強時間を考えると、一年間一教科を教えるには、はっきり言って時間が足りないと感じます。勉強時間の総量や指導内容は、時の文科省の教育方針が影響し更に国内外の情勢も加わり質、量ともに変化していきます。
概ね6歳から15歳。この時間は大人になるための準備期間として大切です。学生当時、自分はよく以下の様な考えを抱いていました。

「勉強って何でするの?」

「そもそも勉強とは何?」

きっと誰しも一度は二度以上は考える疑問かと思います。
親先生に対して答えを求めるとありふれた答えが返ってくるので、ここでは割愛しその本質を考えると

  • 経験者からの知恵の拝借
  • 英知の共有
  • 知ることで生きる力を身に付ける
  • 可能性を広げる
    などでしょう

この世の中は様々なワクワク・・・・だらけです。それに出会えるか?気付くか?それは運次第。そのアンテナを立てるために勉強があると思います。
とまーっと偉そうに述べてきましたが、学生時代の自分にこれまでの話をそのまま教えてあげたいです。

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まとめ

今回は”これまで出会った先生について”書いてみました。
改めてみなさんにもそれぞれの時代に思い出に残っている先生一人二人はいるでしょう。


先生・・と言う文字を見てみると、先に生まれる”と書きます。
そうですね、自分より先に生まれた方はみんな先生です。これもよく言われ使い古された言葉ですが、自分にはない経験を持っている方々です。
これは勉強だけではなく、趣味や生き方そのものについてジャンルは幅広く、奥深いものでしょう。人それぞれに歴史があり、経験や体験を通して滋味深い歩みを送られているのかと思います。

ちょっと話逸れます
私が福祉業界に入る理由の一つに、お会いした人達のそれぞれの過去、学んできた経験を聴いてみたい思いがあったからです。それは個々の思い出話から読み取る作業ですが、そこで語られた話を通して
●人とは何か?
●人生とは?
などを知りたかった。それはまさしく私が好きである歴史そのものなのです。
教科書には載っていない、市井の方々のリアルな世界。ひょっとして小説や映画の世界の様な体験をした方がいるかもしれません。今こうして私がブログを執筆するきっかけも、福祉業界での体験談があったからでした。
(うーん今回はきれいに繋がるなー)

最後にA先生の最後の授業での話した内容。その言葉が未だに私の脳裏に焼き付いています。


「君たちはこうして今普通に勉強しています。そしてこれが当たり前と思っているでしょう」
「だけど、卒業して再びこのメンバーで会うことは叶わなくなるでしょう」
「今は良く分からないと思いますが、いつか分かる時が来ます」
「この瞬間をどうぞ大切にして下さいね・・・」

本当にその時は「先生何を言っているの?」と理解出来ませんでした。
中学を卒業して高校、大学へと進学、卒業を繰り返しそして社会に出た今は、その時先生が言った言葉の意味が良く分かります。あの時のシチュエーションはもう二度と戻らないものだったのだと。

A先生は今どうされているか分かりません。年齢から考えると既に退職されているでしょう。ひょっとしたらこの先違う形で会うかもしれません。人生は不思議な巡り合わせがありますからね。

「あなたにとって思い出の先生はいますか…?」

今回はここまで

最後まで読んで頂きありがとうございます。

次の記事で会いましょう。

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