テレビを付けると緊張した面持ちで、ニュースを伝えているキャスターが出ています。
おとといからロシアとウクライナで戦争が始まりました。この数日前からも現地の情勢を知らせるレポートが活字媒体から流れていて、YouTube・Twitterなどからも状況報告動画などを確認出来ます。
世界情勢は2022年北京オリンピック開催前よりキナ臭く、大会期間中の開戦を不安視している人達が大勢いたでしょう。実際はおとといの軍事侵攻になり凄惨な現状を見聞きしています。
今回の記事は「今の世界情勢を見ながら思う」です。
近年戦争の形が変わっています
これまで戦争は、他国への侵攻により民間人を含めた多くの戦死者や負傷者を出し、家屋、インフラなどの施設を破壊して、やがて現政権・元首などの交代を引き起こして、占拠・侵略や多額の賠償金請求や資源の利権を奪い取る国盗りでした。
現在は自国の兵士の犠牲を極力減らすべく、相手国へのサイバー攻撃だったり、まるでゲームや映画で描かれているドローンなどの無人機を使用した遠隔誘導による攻撃。更に世界で猛威を振るっている今の疫病もバイオテロから拡大したのかと想起するのは、私だけではないのかと思います。
「戦争からは何も産み出さない」
憎悪・悲劇などマイナス面がクローズアップされます。ただ物事には表と裏があるように、戦争を必要(欲している)と考える人がいると考えます。戦争は多額の資金が動きます。ビジネスの様に需要と供給関係が働きます。これもまた現実だと思います。
人は生まれた状態では「悪」にならず
悪人はその後の環境により生まれるのだと思います。
(サイコパスも存在しているためこの考えは正確ではないか…?)
そもそも「戦争とは」何か?
今更ながら調べると
戦争とは、兵力による国家間の闘争である。
ウィキペデアより
戦争に対を為すのは国際紛争の平和的解決である。広義には内戦や反乱も含む。
人類が、集団を形成するようになる有史以来、繰り返されてきたもの。銀行などが引受けた巨額の戦費は慢性的な租税負担となり、市民生活に対する制限と攻撃は個人の尊厳を蹂躙する。
上記より有史以来から止むことが無く行われ、「戦争」は人間にとって未来永劫、克服出来ない負の領域であり、DNAに刻み込まれた業なのかと思います。
戦争の根本的な原因は
きっと些細な言い争いやお互いの誤解などから始まり、やがて修正出来ない程の大きな負の感情を作り出す。周囲に波及し始めると個人間の問題から、国交において修正不能な大規模問題へと発展していきます。
それはまるで、「くすぶっていた火種がやがて燃え広がり大きな火災へと発展する」ようなものでしょう。繰り返しますが、「戦争」はミクロ的に見ると対人間のコミュニケーション不足、相手に対する想像力欠如から、やがてマクロ的な視点になると国家間の問題へと発展し、多くの犠牲を出す悲しい結末へと進んで行きます。
どんな時でも希望は忘れないで…
戦争は文学、映画、漫画、アニメなどで多く取り上げられています。史実として淡々と描写している作品や立場、状況などを被害・加害者、当事者目線で描いている内容は鬼気迫り、悲劇、憎しみを助長します。
ただこれらの作品と違う側面で描いている作品が有ります。それがこちらです👇
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イタリアの小さな町にやってきたユダヤ系イタリア人・グイド(ロベルト・ベニーニ)は、美しい小学校教師・ドーラ(ニコレッタ・ブラスキ)と出会い結婚、息子・ジョズエ(ジュルジョ・カンタリーニ)が生まれ幸せに暮らしていた。しかし、ユダヤ人迫害の嵐が吹き荒れるファシズム政権下で、グイドとジョズエは強制収容所に連行される。第二次世界大戦下、ホロコーストをユダヤ系イタリア人親子の目線で書かれた作品。 1997年のイタリア映画。
引用元:U-NEXT
この作品を要約すると「どんな時でも希望は忘れないで」と思います。
人生は様々な出来事で溢れ、一利一害で自分に非が無くても、理不尽なものは時として起こります。
その最たるものが「戦争」でしょう。
「ライフ・イズ・ビューティフル」はこれまで観てきたどの映画より
「最悪な状況下でもユーモアを持って決して諦めず、勇敢に戦った父親と父親の愛情に守られた息子の物語」です。
もし観ていない方がいれば是非ご覧下さい。きっと貴方の心に何か感じて頂けるのかと思います。
まとめ
今年は第二次世界大戦開戦から81年そして終戦から77年経過しています。
現在ウクライナとロシア間で戦争になって、様々な動画などが映し出されています。これまでも戦争は常に起きています。しかし、現在日本に住んでいて、どの戦争もどこか傍観者の様に自分の生活には関係無い「対岸の火事」と思っていました。
ただ現実は、近年北朝鮮から度々ミサイルが飛んで来たり、竹島、尖閣諸島、北方領土問題など山積しています。いつしか平和ボケな日々から、いつ何が起こるか分からない時代の中を過ごしているのだと再考した一日でした。
現在はSNSが発達し、リアルタイムに現地から出来事は動画となって伝えられます。これは湾岸戦争の時からと記憶していますが、伝えられている情報はリアルとフェイク同時に存在します。
手軽に検索出来る今注意が必要なのは、情報の真偽です。映像は簡単に修正が出来、現地から伝えられる声もどうにでも書けるのです。
何が起きているか、その発信源についてはやはり現場でしか分からないと思います。これまでも真実は時の為政者によって簡単に歪曲されました。真実に到達出来るかは分かりませんが、状況を踏まえて個々人の心情がこれから益々試されるのだと感じます。
「早期の停戦!そして終戦を願います!!」
今回はここまで
最後まで読んで頂きありがとうございます。
次の記事で会いましょう。
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