ホーム大喜利#4

介護・福祉

ホームで働くと何やら、別次元の住人も沢山いるようです。これは何も怪談系の怖い話ではなく、妄想(それはあるか!😁)の類かもしれませんが、見えるもしくは感じるまたは聞こえる人にはリアルなのです。

あ!みなさんどうもーよしぱらです。

今日もホームでは、普通の様な日常の中にあって、非日常な中で一日が動いています。
今回はこの妄想めいた世界の話です。
それではどうぞ!

そこにいるよ…

レビー小体型認知症のCさん。
彼女は日々この世とあの世を行き来出来る!?特殊な能力の持ち主です。
人には様々な能力がありますが、この能力の活かし方、分かる方いましたら是非教えて下さい😅

【丁度お昼の食事時の様子】

ねー姉さんそこに子供がいるんだけど、ちゃんとご飯食べたかな?

へーそうですか!
子供はちゃんと食べましたよ
ところでCさん
Cさんもご飯食べてね!!

そうかい!
じゃー安心だね!
さっきも遊んでいたから
お腹空いているんじゃないかと思ってね…

そうね!
今はお昼
子供はすぐ食べて
もう遊びに行ったと思いますよ

食事は静かに進みます…

解説

レビー小体型認知症の特徴として、幻視【他人には見えないもの(人、動物、虫など)が見えるという症状】があります。
更にパーキンソン症状(動きが遅く筋肉が固くなる)も出現する方もいて、認知症の中でも
アルツハイマー型に次いで2番目に多い病気です。

普段から温厚なCさん。
入所前から幻視はあったようで、その度周りの家族などを驚かせていたみたいです。
Cさんをはじめレビー小体型認知症は、幻視や幻聴など感覚異常のステータスを持っている方が多いです。
その分、私達には感じていない(見えない・聴こえない)世界を体感しているので、お話していると楽しい(おっと!😁)んじゃなくて、興味深いです。

~対応~
①本人が発する言動に対して、頭ごなしに否定はNGです。まずは受け止めて下さい。
②受け止めたら、共感して話を合わせると、その後の対応がスームスになります。
③症状がひどい時は、気分転換を図り①②を行いつつ、散歩や他の方々と一緒に遊ぶ機会を作りましょう。

それにしても、見えない人にしてみたら怖いでしょうね。これが夜の巡回時に本人から真顔・・で「そこにいるよ」などと話されると、リアルにビビる職員もいます😭

あとがき

認知症の症状も人の数だけ様々です。
脳の病気なので同じアルツハイマー型認知症、レビー小体型認知症でも症状の傾向はあれど出てくる周辺行動は違いますね。
(うーん奥が深い🤔)


ちなみにCさん病気になってから、食事の思考も変わり、何故か野菜類をいつも残します。
ご家族の話では、
「好き嫌いなく食べていた」と話されていますが、ホームでは野菜はきれいに残します。ひょっとしたら野菜嫌いだったけど、家族の手前(特に子供)無理をして食べていたのかも😁
(レビー小体型とは関係ない話かな?)

今回のまとめ

「そこにいるよ」は
本当にいるよ!!
by 宜保愛子さん…😁

この仕事をしていて、現実は何か?と常日頃考えています。五感だけでは知り得ないものはあると思います。
「そんなことある訳ないだろー」と切り捨ててしますのは簡単ですが、私達の脳の働きは聞いたところでは全体の10%位とか。

だとすれば、彼女らの体験は10%を超えた11%の仕様結果から起こっている能力なのではと考えてもおかしくないと思う今日この頃です。


うーん!認知症は深いですよー😊

今回はここまで

最後まで読んで頂きありがとうございます

次の記事で会いましょう。

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