11月ですね。一年はあっと言う間に過ぎます。
さて、今回のシリーズは4部構成で筆者の世代50代に向けての記事です。
ただ、50代だけではなく他の世代の方にも参考になればと思いながら考察・実践を書いています。
②健康状態を維持する
③対人関係の解消
④断捨離からシンプルなライフスタイルに移行
前回は③対人関係の解消を書きました。



今回は④断捨離からシンプルなライフスタイルに移行について書いていきます。
今回の結論
断捨離。聞き慣れた言葉です。身の回りの物・対人関係・生き方など多岐に渡ると思います。
50代これまでの生活で溜まってきた物などで溢れている方多いのでしょうか。生活スタイル、家族構成によっても様々ですね。それでは考察していきましょう。
行動の始めはシンプルな場所から
新しい行動が今回のシリーズのメインテーマです。そのためにこれまで述べてきました。
✅体調管理
✅対人関係見直し
そして、最後に環境面の見直しとなります。
順番は出来る順で良いと思います。
さて環境ですが、読者の方は自分の仕事部屋・書斎など持たれているでしょうか?
筆者は特定の場所は無く、居間で執筆を行います。
作業部屋・書斎がある方は、パフォーマンスに集中出来る環境がありますね。有効に活用してご自身の創作活動に繋げられたらいいですね。
ところで、環境が無い方もいます。どうしますか?
共有スペースで行う
カフェや図書館など別な場所で行う…
環境設定は人それぞれです。最適な空間についてお金を掛けて作る、多少の労力を掛けて外部で行う、とにかくコストを掛けないで行うなど、作業スペースは大切なので自分にあった選択肢に沿って行動あるのみです。
次に断捨離について考察しましょう。

必要?必要でない?
今回のメインテーマ「断捨離」を考える上で、それぞれに基準があると思います。
✅持っていてときめくものか否か?
✅他人にあげても良いものか?
✅一つ手に入れたければ二つ捨てる
など…
関連本を読んでいると上記がポイントが出来てきます。
ところで、「もの」について深掘りをしますと
思い出(または想起させるもの)
資産価値
などあります。人それぞれ、なかなか捨てられないその思いは良く分かります。
ただ、50代これからの生き方を考えた整理整頓が今回のテーマですので、話を続けていきます。

身の回りのもの断捨離に必要な段ボール。今はポチるとすぐ買えるのですね。
そもそもなぜシンプルでなければならない?
改めて何故50代に「断捨離」をしなければならないのか?この原点を考えてみます。
ちょっと脱線して
小説家・もの作りのクリエーターなどの、仕事部屋が紹介される文章や動画など読んだり観た人ならば、道具・書類・書籍などの収納について、おおざっぱな人もいれば、きっちり収納されているなど、クリーター個人の性格がよく出ています。
また、沢山のものに囲まれて仕事・創作活動をしていると、何だかやっている感が出てくるマインドにも繋がります。
ただ、断捨離なる考え方が世に出て来てから、筆者の考え方は変わりました。
「どこに何がある?」が把握できている方なら良いと思います。しかし、
「あれ?どこだっけ?」派の筆者は、作業に掛かる前や作業中に探し始めます。
すると、時間経過に伴って集中力が途切れ、すぐ見つかれば良いですが、見つからないと大捜索が始まり作業そのものが吹っ飛んでしまった経験が数知れずでした。
そこで改めてシンプルな作業環境は大切だと気付きました。理由について書いてみますと
①道具収納位置の把握
②探す時の時間短縮
③作業スペース確保
④地震対策
⑤全ては所有できない
道具・材料・完成品の保管など必然的にものは増えて、作業スペースには限りがあります。
収納方法などだけでも、記事として一つのテーマになります。
また所有に着目すると、こちらも数に限りがあり、金品・芸術作品・書籍など資産価値が高いものは、所有者が亡くなった後の相続問題に発展しますので厄介です。
シンプルにする最大の理由は
「身軽になる」
これに尽きます。

断捨離界では有名な「やましたひでこさん」の著作よりおすすめ。一読してみてはいかがでしょうか。
創作・行動に集中する
繰り返しになりますが、作業スペースは限られています。
考えは個々で筆者は作業スペースについて、ごちゃっとものが溢れていると集中できません。一流と言われている方々の作業場は整理整頓がされており、その景色を見るだけで「この人出来る人だ…」と感じます。
またまた脱線して
日本的な考えの中で、ものには「魂が宿る」と言われます。
道具・材料・作業着も含め創作工程の中で、作り手の思いが作品に魂を与える考え方です。
例えば、日本刀を作る刀鍛冶の作業風景を想像してみましょう。
白装束の鍛冶師をまじかに見るのは機会はそうそう無く難しいですが、
刀製作は玉鋼の製鉄から始まり、最終の研ぎの過程までそれこそ命がけで行われます。
その過程を目の当たりにすると、自然とその刀には鍛冶師の魂が込められ、刀を手に取った瞬間
「人を切る」いわば、殺人道具にもかかわらず、刀と言うものから崇高な気持ちを抱き敬意を表したくなります。
金槌を赤銅色の鋼に叩きつけ、高温の鋼を水に入れる瞬間、水蒸気が舞う。
そして、また叩きつける時に出る甲高い音が作業場から響く。
見渡せば薄暗い室内。天井近くに祀られている神棚、炉の真っ赤な色、神秘的な空間がそこにはあります。創作・行動の集中がそこには感じられます。
話を戻して
作業環境が煩雑過ぎると、創作中危険な状況になる可能性もあります。
「いやいや私はそんな大げさなものは作っていないから大丈夫」
と、思うのであればそれでいいです。
自己の行動や考えなのだから。ただ、スッキリした環境なら作業はやりやすいのではとシンプルに思うのです。

身軽になる
身の回りのものをコストとして見ると「ものが占めるスペース」は無視できません。
住んでいる場所、家賃は居住者の所得に応じてピンキリです。そこでどのように暮らすかは自由。生活の動線はいかに快適であるか、やはりものの量や収納方法で決まります。
昨今はミニマリスト的な生活が注目されています。究極的な思考だとスーツケース一つだけで事足りている人もいるようですがそれは極端過ぎます。
一人暮らしから、2人それ以上へと構成メンバーが増えると、ものは必然的に増えます。
ただ、50代は構成メンバーに変化ある方が多くなりそうです。
使わなくなった家電・服・靴・装飾品・思い出の品物などの数々でしょう。
まず簡単に手放す方法として
✅メルカリ
✅誰かにあげる
✅捨てる
断捨離の基本は上記に書きました。
今はものを捨てるのもお金がかかる時代。生活環境に占める「もの」の存在は無視できないと感じます。また、これから家族構成が大きく変わる可能性が高い方々について、住まいを変える選択肢も出てくるでしょう。
引っ越し一つでも「もの」から間取りを考えるのであれば、何だかどちらが偉いのか?主従関係逆転なんかもあります。
大きなライフイベントが発生した時は、身軽になる良い機会と思います。
「いや、私はもの囲まれた生活じゃないと駄目なの!!」
ご意見はごもっとです。自身の選択に従ってください。あくまでもこの記事は考え方の提案なので。
断捨離で意外と厄介なのが、書類、使用期限が切れたクレジットカードや預金通帳など。お住いのゴミ出しでも頭抱えるもの達です。そんな時はこちらが便利ですね。
まとめ
今回は「断捨離からシンプルなライフスタイルに移行」でした。
「流行だから、みんなやっている」からなどと聞こえてくる断捨離。
私達の生活は沢山のものによって出来上がっています。
所有の概念は人類が狩猟生活から農耕生活に移行してから始まったと聞きます。そして、この時期より貧富の差も生じたようで、「沢山持つ・所有する=富や権力の象徴」の時代は今なお続いています。
そんな考え方に一石を投じたのが「断捨離」なのかと思います。
「人はいつか死ぬ」
死んでしまうと、自分の持ち物はあの世には持っていけない。
幾ら巨万の富を生み出した人。その日暮らしの人でも同じです。50代残りの時間を考えると、これからの人生は身軽に生きられたら、残される者への負担減や自身のマインドにも良いのかと考えます。
あれこれ目移りする新商品、話題のグッズ。資産価値の高い金品など、これからもどんどん身の回りに出てくるでしょう。
ものを購入して使う・めでる・運用するそれ自体の行動は生きる原動力そのものです。
生活を違う側面から見ると、資産継承する家族や友人・知人・会社などがある方なら今まで通りの生活スタイルはありです。
社会に目を向けると、少子高齢社会において物価高、税制面など今後目まぐるしく変わり、相続問題などが今起きている、もしくは、これからリスクがある方は、自分が元気なうちに遺言書作成や家族間などで話し合いが必要となります。常日頃から自分の考えを誰かと共有できる環境もまた必要ですね。

50代のこれからの生き方
本業だけで残りの時間を費やすか?
本業の他に新たなビジネス・趣味を行うか?
別に50代に限らず前世代に言えます。また今の仕事が継続するかも分からない昨今。突然のリストラ、体調不良から仕事を辞める事態にも。未来は予想は立てられても、実現するかは誰にも分かりません。
実社会に出て30年以上経過し、世の中はバブル期終了後から、国自体の活気が乏しい低迷期間は今なお続いています。
この30年社会変革によりどれだけ私達の生活は変わったでしょうか?
読者の方々においても、ご自身の生活が「向上している、もしくは苦しくなったなど」その捉え方もさまざでしす。かつての右肩上がりの経済状況は遠い彼方に行き、現実は新しい価値観(考え方・トレンド・行動様式など)です。のほほーんとしなやかに生きて行きましょう。
このシリーズは今回で終了です。また50代の生き方について違う視点から考察・実践している行動を書いていきたいと思います。
おしまい
最後まで読んで頂きありがとうござい
次の記事で会いましょう。
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