日々対人関係で苦労されている方は多いでしょう。
日本は「おもてなしの国」などと海外から認知されているようですが、実際は各人の努力や献身的な行いにより成り立っていて、見方を変えると自己犠牲的(他からの強制による)な行動からもたらされているとも言えます。
ストレスが多い現代日本で生きる全ての方に、ちょっとでも気が楽になる言葉や話を紹介します。
今回はお釈迦様の言葉からです。
「悪口は受け取らない」
智恵ある者に怒りなし。よし吹く風荒くとも、心の中に波たたず。怒りに怒りをもって報いるは、げに愚かもののしわざなり
お釈迦者様と邪教徒との説法で出た言葉です。
話の内容を要約すると
お釈迦様のところに邪教徒が悪口を色々言っていました。一通り聞き終わってお釈迦様が邪教徒に対して
「いくら悪口を言ったところで言葉を受け取らなかったらどうなるか?」
と問うと
「与えた言葉は与えたままだ」と切り返しました。
するとお釈迦様は邪教徒に
「怒りなどを口に出して相手が反応し怒り出したりするとたちまち、与えたもの(負の感情)を受け取り、反対に何も反応しなければ、例え(負の感情)与えたとしても受け取ったことにはならない」
と話されました。
そこで邪教徒は
「いくらののしられても怒らないのか?」
と聞き返します。
お釈迦様は
「智恵ある者に怒りなし。よし吹く風荒くとも、心の中に波たたず。怒りに怒りをもって報いるは、げに愚かもののしわざなり」
と語ります。
それを聞いた邪教徒は、自分の愚かさに気付き反省し涙を流して家に帰ります。

今回の記事で参考にした書籍紹介です。超訳本シリーズの「超訳仏陀の言葉」より難しい仏教の話を分かりやすく読みやすい構成で書かれています。この本から仏教について知るのも良いと思います。
point of view
悪口を言われたら心は穏やかでなくなり、傷つき・悲しみ・喧嘩に至ります。この説法より筆者が思う対応法を提案します。
①「深呼吸」
”怒りの感情”は時にこれまで築き上げてきた信用や信頼を一瞬に無くします。
喜怒哀楽の感情は生きていれば誰しも自然と沸き上がり、抑えられない衝動を引き起こします。
怒りのコントロール(アンガーマネジメント)では、怒りそうになったら
「深呼吸」して下さいと教えます。
呼吸には気(良い気・悪い気など)※を整える作用があり、深呼吸すると脳に十分な酸素が行くため行動の抑制が図られます。
※:心の動き・状態・働きを総合して捉えたもの。精神のこと。
②「瞑想」
悪口には相手に対して
「陥れたい・傷つけたい・戦いたい」
などの呼び水として用いられます。
常に精神を安定していられる人は、相手の表情や言葉を注意深く見て聞いています。これには数多くの経験(修行)が必要かと思います。
平常心の練習として「瞑想」が効果的です。思考のリセットとしても一日の始まりに5分から10分程度から始めるといいでしょう。
③「関わらない」
日々の場面は、他人との出会いや別れの繰り返しです。人にはそれぞれに性格・考え方・捉え方が違います。
・怒りを貯めても押し殺す人
・怒りを感じない人
・怒りを貯めこまない人
怒り・妬みなどの負の感情を持つと、本人の表情・言動が変わり場の雰囲気もいつもと違うために自然と相手に伝わります。
①出来るだけ近寄らない
②必要以上の会話をしない
③「私はあなたの言葉・行動でとても傷ついた」と相手に伝える
④他者へ相談
⑤上記で改善が無ければ仕事を辞めて別な環境に行く
①について:これが基本的な行動になります。
②について:職場など限られた場所は一緒の時間が長く離れるのが難しので必要以上の会話はしない。
③について:①②で改善されず更に悪口を言われた時は「私はあなたの言葉でとても傷ついた」と伝えて下さい。この時のポイントは「私は」を相手に強調し明確に伝える点です。これが欠けると相手には報復されたものと思わせ、怒りを助長させますので注意が必要です。
④について:同僚や別な話を聴いてくれそうな先輩などに相談する。話せる方がいれば良いですが、問題解決に繋がらない場合もあり、最終的には上司に報告して部署移動やなどの対策を講じてもらいます。
⑤について:それでも現状は何も変わらないケースが多いため、最終的には職場を辞める決断もありです。
うつ病などの精神疾患になれば、それこそ今後の人生を送る上で取り返しがつきません。自分を守れるのはやはり自分です。今は我慢する時代ではなく逃げる行動も必要です。

今回の記事を書きながら飲んでいたのが
CHILL OUTです。リラックス効果を謳っている商品で価格は一本250円。
飲んだ第一印象は飲み慣れたサイダーの様で甘みも甘すぎず程良いです。
商品説明で「ノンカフェイン・保存料不要・無着色」とのことで、一連のエナジードリンクと違い安心して飲めそうです。
筆者が最近試したドリンクの中でPC作業後のクールダウン時に内容量250mlは飲みやすかったです。あと手に取った缶の感触は気持ち良く、缶を含めてリラックス効果を追求した商品開発がなされたのかと感じました。
まとめ
今回は「悪口は受け取らない」について
お釈迦様の言葉をお借りして述べてきました。
例え相手が悪口を発しても「聞き流す・相手にしない・反応しない」と、やがて相手は何を言ってもダメだと分かり言わなくなります。その状態になればストレスが無くなり
”心は平穏になりご自身の幸福に繋がります”
相手の感情に巻き込まれない
相手の感情を受け取らない
万事がそうですが、心配・ストレスが無い時は心に余裕のある時です。そうなれば思考も良い方向に向かい、積極的に行動力は増していきます。
人生はあっと言う間に過ぎます。今回の記事が読んで頂いた方の参考になれば幸いです。
今回はここまで
最後まで読んで頂きありがとうございます
次の記事で会いましょう。
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