【アマゾンプライム】 「邦画”ラジオの恋”を観て」5月に思う#3 

映画・読書・音楽

2023年5月6日GWもあと2日。筆者は認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を生業としています。
今年はこの数年間のうっぷんを晴らすべく、人の流れが戻ってきています。
またこの数年でリモートによる在宅ワークや、暮らし方が出来る様になったのはプラスと捉えましょう。

さて日々の生活を送る中、人は自分に対して「憧れ」「夢」「希望」を持って生きているのかと思います。そんな思いの数々には必ず『きっかけ』があったと思います。年初より早5か月が過ぎて、それぞれに掲げた思いの熱量はいかがでしょうか?

そんなことを今回は綴ってみたいです。

🎞️【ラジオの恋】を観て

アマゾンプライムの邦画を検索していたらこの作品が目を引きました。
放映時間70分、タイトルに”ラジオ”が付いていたのが視聴のきっかけです。

この作品2015年に全国公開され舞台は広島です。筆者はまだ訪れていない場所で映像からは広島の街並みからの路面電車、平和公園、広島城、アーケード街などを通して、暮らす人たちの様子が映り出されています。

⚠️ここから本編のネタバレを含みますのでご注意を😁

🎬あらすじ

主人公は横山雄二。広島で朝の生放送を行うラジオDJ。彼の番組は地元民の生活の一部に溶け込んでいます。
しかし本人はラジオに対する情熱を失い
「惰性」の中で生きています。
そんなある日、ひょんなことから橋から落ちそうな一人の少女を助けます。
その少女はなんと「ラジオの女神」でした。女神は横山のこれまでのラジオパーソナリティとしての功績を称えるために実体化し、彼の目の前に現れたのです。

突然そのような話を聴かされてもスルーの彼だが、気が付けば広島の街中を二人で歩きます。
様々な場所を歩く中、女神からご褒美として「一つだけ願いを叶えてあげる」と言われます。
ただ、身も知れない少女からの言葉など信じる訳もないが、女神は繰り返し
「よこちん(横山のこと)は聴いている人に勇気を与えるんだよ」と伝えます。
しかし横山の心には響かないのでした。

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女神と街歩きをしたその夜、通い慣れたキャバクラで横山は酔っ払い街中の休憩所で再び女神と出会います。

日中街中で女神と一緒に見たり声を掛けた人たちの今後を知らされるが信じられず、女神からの願いごとも酔いに任せ
「ラジオを辞めたい」と言葉を発すると女神は悲しげに彼の前から立ち去り、場面は翌朝の生放送に変わります。

いつも通り放送中リスナーからのメールなどを読んでいると、昨日女神と街歩きした際に実際に見たり聞かされていたリスナーからの悩み相談が続きます。
番組中ディレクターに
「このメールはやらせか?」と問い詰めるが、「そんな訳ない」と否定されます。
不思議な感情が込み上げてくる中、横山の身に危険が迫る…

はじめて 続けて 身になること

物語には必ずきっかけ動機があります。
横山はなぜラジオDJになろと決めたかその原点を忘れています。これはひょっとすると
「みなさんの中でも今の仕事や学校を選んだ思い・理由にも通じるでしょうか?」

”人は日々の暮らしの中の忙しさなどから、ついつい流され忘れてしまいます”

「遠い昔、見聞きしていた歌手・俳優・スポーツ選手、漫画の主人公などになりたい…」
誰しも一度や二度はあるでしょう。

ふと今の自分はと考えると

理想の自分になった
道半ば
諦めた
違う自分を探している…

新しい自分になるために新たな行動をはじめて、夢や未来の自分を追い続けながらひたすら練習・勉強ややりたくも無い仕事を続けていく。けれど、どれだけの人が続けられるだろか? 
例え夢を諦めて止めたとしても費やした時間や経験はきっと自分の身になるでしょう。
それだけ続けるのは難しい。

自分を信じる…簡単そうで難しい!?

私達の今は過去や未来に繋がっています。
ただ、過去・未来に目が行き過ぎると大切なが置き去りになります。

「自分の可能性は無限大」

子供の頃親や周りの大人に言われた言葉。
これは間違いではないです。けれど成長するに連れて、その可能性はいつの間に小さくなりやがて諦めたり、考えなかった様になるのは何故でしょうか?

理由は色々あるでしょう。

・適性が無かった
・環境が悪かった
・人に恵まれなかった…

心中お察し申し上げます。
筆者もその一人です。ただ、この境地に至るまで
「どれだけ行動したか?」
「どれだけ向き合ってきたか?」
「その熱量はいかほどだったか?」
と振り返ると

・初めから出来ないと決めつけてやらなかった
・周りから止めろと言われやらなかった…

良いんです自分の人生ですから。このような選択もありです。

生まれて死ぬまでの時間は有限で、そんな中で自分の意志で選択し、行動出来る時間は案外短いものです。

この作品を通して一見ファンタジーな内容ですが、物事の始めそして結果が描かれています。
今の自分を俯瞰し
「お前さん今の自分は好きですかい?」
と問うと
胸を張って
「そうだよ!!」
「そうじゃないかも…」
と自分の気持ちはどっち付かずで正直分かりません。

けれど作品を観終わって感じたのは、自分の行動は他者に対して何らかの影響をもたらしそれが結果良いか悪いかは分かりませんが、きっと巡り巡って自分に返ってくるのだと。
ならば
「自分の思った通りの行動をしてやれ!!」です。

作中ラスト横山は、少年時代に縁側で聴いていたラジオ番組に手紙を書いていた自分の姿を思い出します。
その手紙にはラジオを通して
「人に勇気を与えたい」と綴ていました。その瞬間彼の悩みは消えて映画は終わるのでした。

自分を信じて行動するのは難しいけど、50代の筆者は人生の残り時間を考えた時に
改めて
「自分の思った通りの行動をしてやれ!!」
と思うのでした。

おわりに

GWはまもなく終わります。新年度が始まりこの期間は一休みする時期であります。

「自分の道は自分が決める」
聞き慣れた言葉でその通りです。少なくとも筆者に置き換えると
高齢者福祉の現場で働いています
これは誰が強要した訳でもなく、自分で決めた道です。
きっかけは憧れや誰かからの助言かもしれませんね。
もし今の自分に不満があれば、やはり行動あるのみです。結果を考えると尻込みしてしまうかもしれませんが

・自分を信じて進む
・変化を恐れて現状維持

・方向転換
・いっそ止めてしまう・・・

いずれにしても肩の力を抜いて、自分との対話をGW残りで静かにしてみるのも悪くないと思います。
そんなきっかけを与えてくれた作品でした。

世の中自分の見聞きし出会った人・モノたちには何らかの意味があると思います。
「自分の可能性は無限大」
そうなのです。自分自身の可能性を潰さずに自分を信じるだけです。

作品のYouTube紹介は
こちらに👇

映画「ラジオの恋」本予告編

作品の詳細はこちらに👇
ラジオの恋

今回はここまで
最後まで読んで頂きありがとうございました

次の記事で会いましょう。



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