知っているといいかも情報 #1

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皆さんお元気でしょうか?
最近は休日にしか記事が書けなくなりました。

さて、今回の記事は知っている方には、ここで終了ですので次の記事でお会いしましょう。
(あれれ…😅)

知らない方、あれ!?どうだっけ?さん向けの記事になります。

<知っていると心強い社会保険について>

改めましてFP(ファイナンシャル・プランナー)2級のよしぱらです。
特に今まで名乗っていなかったですが、今後お金にまつわることで、生活に役に立つ記事についても執筆したいと思いましたので、もしよかった参考にしていただければと。

前置きが長くなりましたが、よろしくお願いします😁

そしたら始めますね。

いろんな保険が有りますが、今回は労働者
(ここでは、企業との雇用形態でちょっと分かりにくいですが、要は給料から雇用保険として天引きもしくは任意でお支払いの方を差します😅)
の味方の社会保険について、知っていると、きっと役に立つかと思うことを記事にします。

なおこちらのシリーズ記事ついてご興味ある方お読み下さいね😊

雇用保険(労働保険)

労働者の生活及び雇用の安定と就職の促進のために、失業された方や教育訓練を受けられる方等に対して、失業等給付を支給します。また、失業の予防、雇用状態の是正及び雇用機会の増大、労働者の能力の開発及び向上その他労働者の福祉の増進等をはかるための二事業を行っています。

厚生労働省HPより

ハローワークインターネットサービス – 雇用保険制度の概要 www.hellowork.mhlw.go.jp

<高年齢雇用継続給付金について>

コロナ禍に在って、益々60歳で定年を迎えた後も、現役として働きたいと考えている人は多いでしょう。しかし、実際に60歳を過ぎて再雇用や再就職をすると勤務時間や労働時間も変化し、それまで受け取っていた給与額が大幅に下がってしまうことも少なくありません。
現役時代に比べて給与が下がってしまうことに対し、国の対策として実施されているのが高年齢雇用継続給付金です。
老齢年金の支給開始の年齢も年々引き上げられており、現在では満額を受け取ることができるのは65歳以上となっています。高年齢雇用継続給付金は、定年を過ぎた後も高齢者に活躍してもらい、収入面を補填する意味もあり、これは知っているか否かでは今後の人生設計に大きく関わってきます。

さて、高齢雇用継続給付金には、2種類有りまして
「高年齢雇用継続基本給付金」と「高年齢再就職給付金」に分けられます。


どちらが支給されるかは、失業給付などの手当を受けたかどうかで異なります。
今回は、高年齢雇用継続基本給付金にフォーカスします。


退職後に雇用保険の基本手当を受け取ることなく再雇用された、または再就職した時には、雇用継続基本給付金
65歳になるまで支給されます。
基本手当を受け取っている間に仕事が決まり、基本手当の支給残日数が200日分以上が残っていれば再就職給付金

2年間100日以上ならば1年間受給出来ます。
基本手当の支給残日数が100日未満、また65歳を過ぎた時は受給することは出来ません

<申請までのポイント>

高齢者雇用継続給付金を受け取る際には要件が有りまして、すべて満たしていないと給付が受けられません。 

具体的には
60歳以上65歳未満である
雇用保険の被保険者である期間が5年以上ある
60歳到達時の賃金月額の75%未満に低下していることなどです。

更に深堀していきますと


<②について>
5年以上雇用保険に加入している期間が必要で、地方公務員や会社の役員や個人事業主などで雇用保険に加入していない人は、対象となりません。


<point>
60歳になった時点で5年になっていなくても、65歳までの間で通算5年以上になれば資格を得られ、期間を満たした時から65歳までの間は受け取ることが出来ます
そして、再雇用された時点で期間を満たしていなくても、その後継続して働くことで期間が満たせれば、その時点から受給資格が発生します。60歳に遡り請求することは出来ませんので注意が必要です。

<③について>
支給には上限があります。


支給を受けるには60歳時点での賃金と比べて低下率が75%未満であること。
低下率が61%未満なら賃金の15%、低下率61%以上なら賃金の15%以下が、低下率に応じた計算式に当てはめて支給されます。

ここでいう60歳到達時点の賃金とは、残業代や通勤費を含む60歳直前6ヶ月の平均月額給与のことを指し、賞与は含まれず上限は476,700円、下限は75,000円です。

支給額の上限は363,359円で、この額を超えた賃金を受け取っている時は支給されません。
また、支給額の下限は2,000円で、これ以下の時も支給は有りません。

また上述以外に、高年齢雇用継続給付金の申請には会社で用意する添付書類や事業主の証明が必要となるため、基本は会社に手続をきしてもらうことになりますが、自分でハローワークに申請することも可能です。

<point>
賃金台帳や雇用関係の契約書、本人確認書類などの必要書類を揃えて、受給資格確認票に記入し、ハローワークへ提出します。
給付日は支給決定日から約1週間後で、2回目以降は2ヶ月ごとに申請し、支給月に2か月分まとめて振り込みとなります。

<申請時の注意点>

定年した年齢ではなく60歳以上が対象(60歳時点の賃金が基準)
60歳を過ぎると企業年金や老齢厚生年金が支給されますが、高年齢雇用継続給付を受けると年金が減額されることがあります。

賃金の低下率が61%以下で支給額が15%のは、年金額の6%が支給停止となります。
更に厚生年金に加入の場合、在職老齢年金制度の仕組み上の支給停止も加わるので、二重に年金が減額されてしまいます
更に場合によっては、高年齢雇用継続給付を受けない方が結果的に得となるケースも有りますので、しっかりとシミュレーションしてみることが必要になります。

<以上を踏まえて実際の事例を見てみましょう>

以下に具体的な事例を表にして作ってみました。

参考:YouTube ユアライフアップガイドより

まとめ

如何でしたでしょうか?私もFPの勉強をしていなかったら、今回のことは全く分かりませんでした。
退職年齢が近づき、あなたがお勤めの総務課や人事課などで、予め親切押してくれればいいのですが、中にはこのような制度について教えてくれない(分からない)職場も有るのかと思いますので、注意して下さいね。😊

今回は#1でした。このように私がこれ知っておいた良いのかと思うことを、記事にしていきますので今後ともよろしくお願いします。

今回はここまでです。

最後まで読んで頂きありがとうございました。
次の記事で会いしましょう。

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