せつない気持ちをあなたに…

Top

今日で5月も終わり今年(令和3年)もまもなく半年が過ぎようとしています。時間は有限でこうして一日一日過ぎてゆき、時間てやつのそこかかとない力に非力では有りますが、今日も何かを成し遂げたくブログに記事を上げます。

さて今回は本のレビューです。

平場の月

平場の月 朝倉かすみ | フィクション、文芸 | 光文社www.kobunsha.com

この作品について、知るきっかけは
”TOKYO MX”のバラエティー番組
”5時に夢中!”
(毎週月曜~金曜17:00より放送)
木曜日レギュラー中瀬ゆかりさんの月一の小説などのおすすめコーナーを観ていた時に知りました。

~書評~

この作品は主人公青砥健将と須藤葉子の恋愛話。

ちょうど私と同じ年の設定で、読み進めていくうちに、環境などの違いはあるのですが、同世代特有の懐かしい雰囲気が感じられます。

学生時代の元同級生がバッタリ再会し、再会後お互いの生活が少しずつ変わっていきます。

青砥は離婚し現在は独身。須藤もまた独身。この過程は双方のこれまでの人生を経ての結果。
本書冒頭付近で須藤の死亡を青砥が知ってから物語が進んでいきます。

物語は再会、進展、葛藤、結末を経て、その過程を進めていく中で、彼ら2人が歩んだ数年間を、淡々と描き、読み手に追体験をさせていきます。

50歳という設定。


子育て終了、不倫、死別、離婚、体力気力の減退、介護問題、定年退職が見えてくる年代、老いること、それらが複雑に絡み合った漠然とした不安感。

50歳。個人的に思うのは、
”これまでの人生、がむしゃらに生きてきた中で、ふと立ち止まる年代なんでしょうか?”

作中、青砥と須藤との触れ合いの中で、
”一つになりたい”と願う青砥の気持ち。
それに応えられない須藤の葛藤。
読んでいて切なくなり、また双方の気持ちや行動に共感を得ます

生きていて、いつどうなるかは分かりませんが、何か行動すればその結果は必ず出てきます。ハッピーエンドであれば良いですが、必ずしもそうならないことの方が多いのかと感じます。

この小説は、一生懸命に前を進んできた同世代に向けて、人生という長い旅路の中で、ほんのつかの間、若いころに感じいつの間にか忘れてしまった
情熱、愛情、献身などの感情が呼び起こさせる作品でした。

興味ある方はぜひ読んでみて下さい。

        びなんかずら

~追伸~


人生においてどのくらい他者と知り合い、分かり合えるのでしょうか?

個々の活動量や活動範囲などに比例するのかと思います。

ネット世界において、顔の知らない人たちとのつながりは無限大でしょうが、実際会って話しをして、分かり合えることが出来る人たちは、どれほどいるのでしょうか?

まだ会っていないあなたとの出会いを込めて….。

今回はここまでです。

最後まで読んで頂きありがとうございます。

次の記事で会いましょう。

コメント

タイトルとURLをコピーしました